こんにちは、北見尚之です。
2017年になりました。本年もよろしくお願いいたします。厳しい寒さの年末年始でしたが、晴天続きで過ごしやすかったのではないでしょうか。
毎年、初詣で神社を訪れた際には商売繁盛とともに、家族や友人、そして我が社のスタッフ全員の無病息災を祈願しています。
1月には初詣だけではなく、無病息災を祈願する行事があります。
1月7日、人日の節句の朝に七つの薬草を使った「七草粥」です。
元々は中国の説話で、両親の健康を案じた男が、帝釈天から学んだ方法で、1月6日までに七草を集め、決まった時間に叩いて、清水を使って作ったお粥を両親に食べさせたところ、立ちどころに若返り、健康になったことから、無病息災の行事として伝わりました。
幼い頃、実家に帰ると、祖母が作って出してくれていましたが、塩で味付けをしたお粥で、子供ながらに美味しいと感じた記憶があります。
場所によっては、取れない七草もあるため、土地ごとで様々なバリエーションが作られているのが、興味深いですね。
古くからのしきたりに従って、今でも年中行事として執り行われている地域もあるようです。
昨年の各地での災害や、周囲の人々の病気など無病息災とは言えない一年でした。今年は初詣だけではなく、念を押すこともかねて、七草粥の調理に挑戦してみてもいいかなと思っています。
北見 尚之