教科書が読めない子供たち

こんにちは、北見尚之です。

先日NHKの特番で講師の方が、今の子は教科書を読み解く力が無く、その内容を塾で教えてもらっている、という発言をされていました。私は一瞬意味がわからなかったのです。塾とは教科書以上の高度な理解力が求められる場だと思っていましたから、教科書が理解できないのに塾はもっと無理なのではないかと思ってしまったのです。しかし、聞き間違いではありませんでした。

ちなみに国立情報学研究所の研究チームが独自の読解力テストを実施した結果、文章構造が理解できているかを問う設問群で、中学3年の正解率は75%だったそうです。つまり、中学3年の25%が、教科書レベルの基礎的な読解力を身に付けていないということですよね。

具体的には、2つの言い回しの違う文章の違いが分からないのだとか。教科書や新聞記事のレベルの文章を、きちんと理解できない中高生が全体の4分の1もいるのだという事実に驚きました。基礎的な読解力がないということは、自分の力で学習できないということです。

さらには、内容は理解していても、それを文章にしてノートに書き取ることができない、といった子供たちも増えているそうです。知的な遅れはないものの、読み書きが苦手ということで「学習障害」と判断されるケースもあるそうですが、本当に障害なのでしょうか。

字が書けない、読めないというだけで、授業についていけず、自信をなくす子どもたちをどう教育するのが課題だと言っていましたが、なにやら空恐ろしい感じがするのは私だけでしょうか。

そこでタブレットを導入した授業を進めているという話題に移りましたが、私はそのタブレットでの授業を非常に疑問視しています。

結局それは、誰かが作ったシステム、アプリケーションで学び、それを使用する能力を発達させているのですから、自分で創作するという能力が育つのかどうか。

誰かが作ったのものではなく、自分でアプリケーションを作り出す能力を育て、それを使って学ぶ能力を育てることが大事ではないかと思います。

北見尚之