北陸の静寂なる白い災害

こんにちは、北見尚之です。

北陸福井で昭和56年以来となる豪雪が都市機能を麻痺させていますね。電車、バスともに終日全運休のようです。私自身、以前に東北に住んだ経験があり、雪の怖さは知っているつもりです。

限度を超える降雪になると一面真っ白になり、まず平行感覚が失われます。そこに吹雪が重なると、本当に目の前360度すべてが白一色になるので、方向性すらつかめなくなります。雪のひどい日には、真っすぐな道で側溝に落ちている車が必ずいますが、それも当然という感じです。

そして夜、気温が氷点下となり、積もった雪が凍りだすと路面はスケートリンク状態です。高級なスタッドレスを履いていようが、四駆を効かせようが滑ります。

次の日には、事故を起こして止まっている車をみかけるのも日常のこととなります。

その後日中の気温が上がり、雪が溶け始めると路面は凸凹状態になります。完全なオフロード状態となり、まともに走行できなくなります。それでも進めればよい方です。

今回は降雪スピードが異常にはやく、みるみる間に車が雪で埋もれていきました。ついには基幹道で1500台以上の車が路上で身動きが取れなくなるという異常事態になったのです。運転者は48時間以上も車内に閉じ込められるということになってしまいました。

当然、物流もストップするので、生活必需品が入ってこなくなります。食料、ガソリンなどの燃料の品薄状態が続きます。

雪は、ひたすら除雪をしても次から次へと降ってくるので、きりがありませんから、次第に疲労だけが蓄積されていきます。それが、今回北陸で起こっている豪雪という雪の被害です。

雪の降る日はとても静かなんです。しんしんと降る、その静寂の中で街全体が白く、重く、埋もれていきます。

 

北見尚之