人の自然治癒力が引き出される決め手とは

こんにちは、北見尚之です。

俗にいう「自然治癒力」とはなんだろう、と考えました。少しでも健康寿命を延ばすためには、なにかしら健康法に取り組む必要があると考えたからです。それには、生きた健康法か、そうでないのか、ということを考えなければなりません。 健康法はシステム化、パターン化した時点で役に立たない技術となっているからです。

トマトが良いとテレビで放送されれば、翌日にはトマトがスーパーから消える、そんな情報に振り回されるのが本当に役立つ健康法なのでしょうか。

ところで、優れた治療家の弟子にはなぜか優秀ではあるが、治療の技量は受け継ぐ事ができなかったという事例が多々あります。それは優秀すぎるがゆえに師の治療方法を分析し、分類しさらに診断・治療の方式をシステム化してしまうからです。システム化された治療法、それは初学者にとっては非常に理解しやすいものです。

指標があり、修得の段階がわかるからです。しかしその反面、システム化された治療や健康法は治療自体を盲目的にしてしまいます。

人は生きていると言うのに、自然というものは非常に自由度の高いもののはずなのに、その治療体系のシステム・パターンからはずれたものは対象とならない、またそれを疑問視する事もできない。自然治癒力とは人が本来もっている、元に戻そうという機能であり、それは、その人によって自由度の高いものであり、またそれが発現されるための条件は人によって変わるのです。

医学・医療というものは2つに大別されます。ミクロの医学とマクロの医学。ミクロ医学の最先端は現代の西洋医学。マクロ医学がめざすのは身体全体のバランスや、身体と自然とのかかわりを重視した医学。目に見えない「つながり」というものは数値化しにくく、長年の経験と勘に頼る他ありませんでした。ですが、このつながりというものを過去の名人、達人たちは意識する、しないにかかわらず、調整する技術を修得していました。

健康法とは本来そういうものでなければならず、自然治癒力を引き出してくれる技術であるといえます。そのためには、いたずらに情報に振り回されず、自分にあった健康法を見つけることが大切だと思いました。

                                          

北見尚之