中国が推し進める脱炭素革命

こんにちは、北見尚之です。

先日のNHK特番で中国が脱炭素に向けて改革を進めている、といったテーマを取り上げていました。
脱炭素ってどういうことかと言いますと、石油、石炭などの化石燃料に頼らない、二酸化炭素をださないエネルギー政策ということです。

太陽光などの再生エネルギーの大規模開発と設置、また自動車のEV化に国をあげて進めているそうです。大胆かつ、先進的な改革ですね。そのリーダー的存在を目指すというのが現中国の政策だそうです。
ただ、そううまくいくのかどうかは疑問視する声も多いようです。例えば、電気自動車に求められるバッテリーの容量はハイブリッド車の10倍は超えます。そういう大容量のEV用電池を中国全土で必要な数を作れるメーカーはない。もちろん中国だけでということではなく、それだけの生産量は世界中をみわたしても確保できない。

だからこそ米国のテスラ社は莫大な投資をして自らバッテリーメーカーになったわけで、中国はそれをさらに上回る投資をしなければならないわけです。中国だからこそできる革命なのでしょうか。もちろん生産設備だけでなく、希土類や希金属などの原料も確保しなければなりません。中国で希土類の採掘が大規模にされていましたが、それは環境無視の採掘方法で掘っていたからできた事で、いまは環境悪化のため、以前の生産量は確保できません。

日本ではレアメタルに依存しない電池の開発もすすめられていますが、日本が急激なEVシフトをしないのはそういった事情もあるのでしょう。

それに中国の自動車がすべてEV化したとして、それを充電する場合、その膨大な電力をどうやって確保するのか。それを太陽光発電のみでまかなえるのでしょうか。もちろんそれは同様に日本においても発生する問題でもあります。ただ、ヨーロッパでは既に2030~2040年までにガソリンやディーゼルで走る車をゼロにすると宣言する国もでてきていますから、今後の世界は確実にEV化にシフトしていくはずです。

100%のEV化を成し遂げるためには、さらなる技術革新が必要ですが、地球環境保護のためにもぜひとも実現して欲しいものです。

北見尚之