世界ワースト1位、日本の平均健康寿命

こんにちは、北見尚之です。

ワースト1位? 世界1位の間違いじゃないの? という声も聞こえてきそうですが、間違いではありません。ただし、平均寿命ではなくて、健康寿のことです。健康寿命とは文字通り、寝たきりにならず介護を必要とせず、自分のことは自分でできる体力を保っていられる期間のことです。それが日本は世界ワースト1位なのです。にわかには信じがたいデータかもしれませんが、厚生労働省がだした正式なデータです。

日本人男性の平均寿命は79.6歳ですが、健康寿命は70.4歳 、つまり平均して9.2年は寝たきり介護生活を強いられるということです。 また日本女性では平均寿命は86.3歳、ですが健康寿命は73.6歳。つまり平均して12.7年は寝たきり生活なのです。そういわれてみれば、私の祖母は77歳の時に脳梗塞で倒れて13年寝たきりとなり、90歳で亡くなりました。まさに平均と同じです。

ちなみに他の先進国アメリカでは平均寿命77.3歳 、健康寿命69.3歳、 イギリスでは平均寿命78.2歳、健康寿命70.6歳、 ドイツでは平均寿命78.7歳 、健康寿命71.8歳と、いずれも要介護期間は7年程度です。

日本人が健康だというのは幻想でしょうか。健康である、ということと生きている、ということはイコールではありません。本当の意味で健康だと言えるのは、介護を受けなくても自立して生活できる健康寿命を少しでも伸ばすことではないでしょうか。私はただ寿命だけが延びても意味が無いのではないかと思っています。

意識のない患者にチューブで、ただ栄養を送り続ける胃ろう、自力で呼吸できない患者には人工呼吸器、機械に頼り、ただ生かされている状態で平均寿命が延びている、日本は長寿大国だと言われても、私は少しも嬉しくありませんし、将来になんら楽しみを見つけることもできません。なぜなら10年以上におよぶ寝たきり生活が待っているのですから。寝たきりにならないように、努力すべきことはしていこうと思います。そのためには欲望のままに美食、過食を繰り返してはならず、怠惰な生活を改め、運動と張りのある生活習慣を心がけなければならないと真剣に思いました。

北見尚之