不幸の連鎖を防ぐために

こんにちは、北見尚之です。

最近、お年寄りの乗った車が事故を起こし、小さな子供たちが巻き込まれる悲しいニュースを見かけます。本人は、長年、日常の足として使い続けていた車なので、まさか自分が事故を起こすまい、と思って運転していて、まさかの事態に遭遇してしまう、ということのようです。

私が友人から聞いた話ですが、友人の父は若い頃から車好きで、定年してからも趣味で何台か車を買い替え、週末のドライブを楽しむベテランのドライバーでした。

高齢になり、物忘れがひどくなったそうですが、運転はしっかりしており、高齢者の免許更新テストもパスしていました。ところが、ある日、車で出ていったきり、夜になっても帰ってこない。家族で手分けして探していたところ、本人からの電話で、道がわからなくなった上に、地図を取ろうと余所見をして、ガードレールにぶつかってしまったと連絡があったそうです。

ゴールド免許で、運転にも自信があったために、車で事故を起こしたということがショックで、情けなくて、しばらく何も考えられずに夜になってしまったとのこと。この事故がきっかけで、すっかり老け込んでしまい、間をおかずに施設に入居を決めたそうです。

ガードレールの自損事故でしたが、もし、これが人を巻き込んでいたらと思うと、ぞっとしたと話してくれました。

被害者だけではなく、加害者となるドライバーも心に深い傷を負っています。高齢者の運転について、早急な制度の見直しをするべきだと思いました。

北見 尚之